生活記録

今日から入院し、がんセンターのお世話になります。
これは全くの印象論に過ぎませんが、病院に入ったが最後、
ありとあらゆる健康管理の元に嗜好品を楽しむのは諦め
ざるを得ないと考えていました(実際にはそんなことはないの
ですが)。
というわけで前日には酒宴を開いてもらいました。集まって
くれた皆様と、集めてもらった皆様、とてもありがとう。


さて日も変わって入院です。今まで住んでいた部屋ともお別れ、
なのですが、正直言って名残惜しいわけではありません。湯を
沸かしつつ暖房を入れるとブレーカーが根を上げるような極寒の
地です。心残りがあるとすれば、荷物が未だに残ってしまって
いるということでしょうか。冷蔵庫の卵とかね。
今になって慌てても仕方がないので、肌着類を鞄に詰め込みます。
寝間着や洗面用具は現地調達なのですが、結果として結構な
大荷物になりました。何にせよ大した距離ではないのですが。
荷物も整ったところでいざ出発。


お世話になる病室はやはり17階でした。トイレやシャワー室が常備
されていますが、病人が利用するのは厳しいでしょう(そのために看護士
の皆さんがいるのですけどね)。相部屋のため、互いを気遣って小声が
デフォルトです(が、おかげで意気も消沈しがち)。窓際なので眺望には
優れています。昼間は太陽光を採取するためカーテンを開け放して
おくのだとか。しばらく棚やベッドと格闘すると、大体の操作感覚は
掴めました。2ヵ月間はこのベッドで生活することになりますが、
早いところ慣れておかねばなりません。
一方、入院用の各種手続きは30分もかかりません。暇なので、看護士の
お姉さんにフロアを案内してもらいます。食堂や談話室、配膳室、浴場など
があって設備が豊富です。そのうち利用することもあるでしょう。


入院に際して必要な検査をこなしていきます。本日行われた検査は
以下の通り。
1. 採血
2. 出血時間検査
3. CT
4. 身体測定(身長、体重)
体のどこかしらに穴を開ける検査の方が多いとは、一体どういうこと
なのでしょう。
採血はまあいいとして、出血時間検査とは初耳です。実際には、
耳朶を軽く傷つけ、出血が止まるまでの時間を測定するものでした。
CTでは再び造影剤を用います。静脈に針を通す(そのため、血管を外し
たりすると激痛が走る)ので、これも体に穴が開きます。このペースでは、
両手首や肘の内側に針痕が無数にできそうです。風呂に入れるのかな。