日本人の傾向として常に挙げられますが、一家揃った状態での記念写真はどこでも撮影されています。しかし、まさか国立がんセンターの公共スペースで私的スナップを撮影したがる集団がいるとは、思いもよらない事態でした。 こうした場合、従来ならば無言で席…

歩行機などの補助具を用いずに歩いてみました。 驚いたことに可能です。つかまれれば問題なく歩けますし、両手を離した状態でも注意深く進めるではありませんか。挑むことは常にできそうです。問題は、転倒時のリカバリですね。まだ転んではいませんけども。

痛み止めとしてロキソプロフェン錠を処方されています。胃薬や水と一緒に飲みます。1日3度までという制限はありますが、1錠がおよそ10時間ほど効いていることもあり、それだけの量を頂くことはまずありません。この薬品、今までの病室の外ではどれぐらい使わ…

一週間以上、剃っていないのですが。どうしても濃くならないようです。体質的に体毛が濃くない上、鬚をあたる手間も馬鹿にできないので、助かっているといえば助かります。 どのみち化学治療が始まればきれいに抜け落ちると考えていましたが、抗がん剤として…

体力的な不安はありますが、実家に帰る予定です。2005/12/29〜2006/01/03は国立がんセンター中央キャンパスも休む模様なのです。しかしながら、24時間以上耐えるのは試練になりそうな予感がします。2階に上がれなければ紫煙にあぶられ、2階に上がれれば移動…

2005/12/21から頭の糸が抜けます。 抜糸するのは如何にも痛そうです。頭部のプロテクタも外してしまうため、枕や転倒などに対する防御に不安が残ります。 その一方、テープ等で半固定化されている頭部が自由になるということでもあります。今のままでは後ろ…

アカウントが停止されていました。しばらく更新されていなかったのはそのためです。wvdialがcarrerを見付けられないまま、PPP Daemonを終了させてしまいます。 電波としてWillcomを用いているのですが、PHS電波とはいえ、病室ではあまり良い顔をされません。…

想定外のリハビリ開始です。まだ抜糸も済んでいないのですが、動いていいのでしょうか? とりあえず歩いてみます。ふらつき等を抑え、歩行機や杖に頼らずに歩くには数ヵ月(3ヵ月〜半年)を要すると判断されました。上等です。 リハビリ初日ということで、以下…

明日、2005/12/21(水)から明らかになるのだとか。これもまた聞き逃すわけにいきません。

ふらつきが強いので車椅子を用意してもらいました。確かに楽なのですが、自律運動が非常に限られてしまいます。歩行機の方が良さそうですね。 どこに行ってきたかというと4階。頭部のCTスキャンを撮ってきました。おそらく水頭症の軽減のために、ドレナージ…

エントリにバリエーションがありませんな。 素直に白状してしまうと、話題がそう豊富なわけではないのです。油断するとすぐ泣き事になって困ります。 点滴ですが、初めて針を入れ直しました。左腕です。最初の針が入った時には意識がなかったので、カウント…

術直後から、両手でこの形を作れるかどうか、試されています。小脳か、あるいは脳幹の重要な機能を測っているのでしょう。両手同時に行うのは今も問題ありません。右手と左手でタイミングをずらすのは、健常者でも難しいのでは?

訓練という程の事ではないですけれど、以下の2科目を行いました。 歩行訓練 清拭訓練 1番目はそのまんまですね。歩行機を使えば歩けるには歩けますが、やはり介護を頼んだ方が安全です。とりあえずこのフロアを回り、使っている病室の入口で手を消毒しておき…

術後5日以上が経過しました。後頭部に一文字、縦に走った傷口があるはずです。縫われていますがもう粗方、塞がっているのではないでしょうか。先生がグイと揉んだらこれがまた痛いこと。確認してみたら、やはり抜糸まで術後1週間から10日かかるのだとか。ま…

何でも夜中に漏れていたそうで。 僕の場合、点滴は大きなキャスタから外されて、ケーブル部のみネットで左手首に止められています。傷口からの感染を防ぐ抗生剤と、脳の腫れを抑える利尿剤の処方の際のみ点滴を用います。それぞれ30分程、1日に3回は行われま…

まさか自分でこの種の報告することになるとは思いませんでした。 術後、新たに配属されたのは17階A病棟16号室です。2人部屋なのが微妙なところですが、現在、治療に向けた体力回復に邁進しております。 手術自体は簡素な物でした。後頭部のみを切り、小脳組…

脳が腫れるらしいですよ、切ると。 これだけでも衝撃的な字面ですが、さらに凄いのは、腫れた結果の圧力を逃すために頭蓋骨の一部を取り去るという術式です。 別に外科的手術に文句があるわけではありませんが、いざ説明を伺ってみるとやはり凄まじいもので…

手術を目前に控えた僕を見舞ってくれた宇宙の博士、編集者Nさん、公務員Y君、どうもありがとうございます。 宇宙の博士からはその名に恥じぬ鉱物を頂きました。2種類ともお護りにし、身近に置くことにします。 最上階のレストランを利用したのは僕も初めてな…

麻酔医から手術に際して麻酔のレクチャーを受けました。受けている最中、先生の携帯電話(PHSかもしれません)が鳴り、同僚と話しだしました。つまりチャンスです。耳をダンボにしてその会話に耳をそば立てると、「…ラウンドしてから、そっちに…」 む、これは…

国立がんセンター中央キャンパスの19階、つまり最上階には理容店や美容院もあります。手術後、1週間は髪を洗えないとのことなので、散髪してきました。いかんせん慌ただしいのですが、1週間はなにしろ長いので、清潔を保つためにも短い方が良いでしょう。 先…

2日ほど外泊している内に、電装されたツリーが17階にお目見えしていました。 贅沢を言うなら、脱脂綿あたりで積雪を表現してほしいものです。

や、やばい。先週、公務員Y君にもらった花束が枯れかけています。というよりも半ば以上、ドライフラワー化しているではありませんか。慌ててデータ化しましたが…… ありがとう、そしてごめんなさいY君。

注意書が配られました。手術を受ける際に注意すべき事や、用意すべき物など、様々なことが書かれています。主に生活面で実際的なことです(医学的な説明は医師からされるのでしょう)。就寝前に洗髪を終えておくべし、というような内容ですね。 (全然関係ない…

個室を見物してみました。国立がんセンターの案内を読んでいただければわかるように、個室にはいくつかのランクがありますが、いずれも一般的には利用するような設備ではありません。僕自身が利用しているのも4人部屋です。個室はいずれもが18階に配備されて…

手術の日程が水曜日で確定しました。事前説明が火曜日にあることでしょう。水曜日以降はおそらく身動きできない日々が続くので、更新も滞りがちになるかもしれません。悪しからず。 生物が相手なので仕方ないのですが、日程は不確実になりがちです。手術の日…

外泊中の僕のために、11人の友達が集まってくれました。まさか自分の人生でこのような会合が2度も開かれるとは、素直に驚きです。集まってくれた皆様、集めてくれた皆様、心より感謝いたします。タイ料理、火を吹くほど辛いけれども美味しゅうございました。…

自分の部屋に残っていた荷物を片付けます。部屋から全て運びだしてしまわなければならないのです。とはいえ、相手は本棚や布団などの大物ぞろいなので、単身徒手空拳ではどうにもなりません。結局、引っ越しセンターの方で荷作りから運送までをお願いするこ…

空のペットボトルをまとめて回収BOXに格納してきます。近くの、と呼ぶには多少抵抗のある離れたコンビニです。山と積まれた空ペットボトルをさらに重ねつつ「このコンビニ、二度と利用することは無いのだろうな」と考えると、何故かもったいないような気がし…

思いのほか時間があったので、結局、観てきました。クムジャさんは別段、親切ではないという前情報を得ていたのですが、同僚たる服役者に対してなかなかどうして親切です。「闇の左手」にもありますが、人間に残された最後の小銭を、彼女は有効に活用したの…

観ることはないと思っていたのです。が、日本版NewsWeekで思ったよりも評価が高いことと、時間が非常に都合良かったので、劇場に足を運びました。 万人が笑い、共感でき、抑鬱を発散するロマンスコメディを作るのは大変なのでしょうし、それには成功している…